ファイルを開くとき、ファイルマネージャはファイルタイプに応じたデフォルトのアクションを実行します。例えば、テキストファイルを開くとデフォルトのテキストエディタが起動され、画像ファイルを開くとデフォルトの画像ビューアが起動されます。
ファイルマネージャはファイルの拡張子をチェックしてファイルタイプを決定します。ファイルの拡張子が不明な場合、ファイルマネージャはファイルの内容を調べます。
ファイルのデフォルトアクションはファイルのダブルクリックで実行されます。例えば、オーディオファイルのデフォルトアクションはデフォルトの音楽再生アプリケーションで開くことです。この場合、ファイルをダブルクリックすると音楽プレイヤーでファイルを再生します。
Thunar
の設定でファイルのシングルクリックでデフォルトアクションを実行させることができます。詳しくは 振る舞いの設定項 を参照してください。
ファイルタイプに関連付けるアクションを追加する場合、以下の手順で行います:
メインエリアでアクションを追加したいタイプのファイルを選択します。
メインメニューから 「ファイル」 → 「他のアプリケーションで開く...」 を選択します。
「アプリケーションで開く」 ダイアログからアプリケーションを選ぶか、または「指定コマンドを使用する」 を選択してこのタイプで開くプログラムを設定します。
これで選択したアクションが指定されたファイルタイプ用アクションのリストに追加されました。「この種類のファイルのデフォルトアプリケーションにする」 を有効にするか、このタイプにまだ関連付けられているアクションが設定されていない場合は、新しく追加されたアクションがデフォルトになります。
アクションの追加は 「ファイル」 → 「プロパティ...」 で表示されるプロパティダイアログの 「これで開く」 ボタンでも行えます。
ファイルまたはファイルタイプに関連付けられたアクションを修正する場合は、以下の手順で行います:
メインエリアでアクションを修正したいタイプのファイルを選択します。
メインメニューから 「ファイル」 → 「プロパティ...」 を選択します。
デフォルトのアクションを修正する場合は 「これで開く」 ボタンを使用するか、またはメインメニューから 「ファイル」 → 「他のアプリケーションで開く...」 を選択し、新しいアクションを追加します。
すでに設定されているアクションを削除する場合は上で説明した 「アプリケーションで開く」 ダイアログを表示させ、削除したいアクションの上で右クリックし、「ランチャを削除」 を選択します。
ファイルのプロパティウィンドウでは、ファイルマネージャにおけるファイルまたはフォルダについての詳細情報が表示されます。このウィンドウでは以下のことも行えます:
アプリケーションランチャや URL リンクのような特殊ファイルのアイコンの変更
ファイルまたはフォルダへのシンボルの追加または除去
ファイルやフォルダの UNIX ファイルアクセス権の変更
同じタイプのファイルを開くときに使用するアプリケーションの選択
ファイルのプロパティウィンドウを開く場合、以下の手順で行います:
プロパティを調べたい、または変更したいファイルやフォルダを選択します。複数のアイテムを同時に選択してすべてのアイテムで共通なプロパティを表示させることは現在できません。
以下のいずれかを行います:
メインメニューから 「ファイル」 → 「プロパティ...」 を選択します。
選択したアイテムの上で右クリックし、コンテキストメニューから 「プロパティ...」 を選択します。
Alt-Return を押します。