プロジェクトファイルとディレクトリ
プロジェクトファイルとディレクトリの概観
OmegaTのプロジェクトは以下のファイルとディレクトリを含んでいます。
プロジェクトメインディレクトリ。これはプロジェクトが作成されたとき同時に作られます。
名前はユーザーが設定したものとなります。
- omegat.project。プロジェクトが作成されたときに自動的に生成されます。プロジェクトを開くには必ずそのomegat.projectファイルを開いてください。
- <プロジェクト名>.tmx。これはプロジェクトによって作られた翻訳メモリです。プロジェクトがコンパイルされたときに作成されます。翻訳メモリの内容はコンパイル時のプロジェクトから生成されたもののみを含んでおり、/tmの中身はインポートされません。
- /sourceディレクトリ。プロジェクトの作成後、それを開くまえに翻訳したいファイルをこの中に置いてください。このディレクトリ下のサポートされるファイル形式と拡張子のファイルがプロジェクトに含まれます。
- *.txt,
- *.xhtml, *.html,
- *.properties,
- *.sxw
他の拡張子を持つファイルも、対応拡張子にマッピングすれば開けます。
/sourceディレクトリ内でプロジェクトに含まれないファイルはコンパイル時に/targetディレクトリにそのままコピーされます。そのためウェブサイトをそのまま/source に置いても.pngや.jpgなどイメージファイルはともに/targetディレクトリにミラーされます。(ファイルを選別して置く必要はありません)
- /glossaryディレクトリ。プロジェクト作成後に、使用したいグロッサリファイルをここに置いてください。
- *.tab, *.utf8: グロッサリのファイル形式。
- /omegatディレクトリ。OmegaTは以下のファイルをこのディレクトリ下に作成します。
- project_save.tmx: 最初にプロジェクトが保存されたときに作成されます。プロジェクトの翻訳メモリファイルで、TMXフォーマットで保存されます。
- word_counts: このファイルには完全一致を含む/含まないの2つのワードカウントが入っています。
- /targetディレクトリ。コンパイル後の完成ファイルはここに置かれます。
- *.txt, *.xhtml, *.html, *.properties, *.sxw: 翻訳後のファイル
- /sourceディレクトリ下の翻訳されないファイル
- /tmディレクトリ。プロジェクトを開く前に、ここに必要な翻訳メモリを置いてください。注意:以前の翻訳メモリを使う/使わないに関わらずOmegaTは作業中の翻訳メモリproject_save.tmxを/omegatディレクトリ下に保存します。プロジェクトのコンパイル時には翻訳メモリをルートディレクトリにエクスポートします。
- *.tmx: 以前のプロジェクトで作られた翻訳メモリファイル。*.tmx拡張子のファイルはTMXレベル1フォーマットである必要があります。
プロジェクトファイルとディレクトリの移動
プロジェクトディレクトリはプロジェクト作成時に自動的に生成されます。デフォルトではプロジェクトルートディレクトリ以下に置かれますが、参照ボタンで他の場所を選ぶこともできます。それによって翻訳メモリの場所を特定できます=新しいプロジェクトの作成ごとに古い翻訳メモリを/tmディレクトリにコピーしなくて済みます。
既存プロジェクトのディレクトリを変更したくなった際には、(プロジェクトが開かれていないときに)変更したいディレクトリを削除してください。 再度プロジェクトが開かれたとき、OmegaT は失われたディレクトリを検知して新しい場所を聞いてくるダイアログを表示します。